【秋田県北秋田市】世界から伝わった石絵遊び

力野亜沙未
力野亜沙未
1/10/2026
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【秋田県北秋田市】世界から伝わった石絵遊び

秋田県北秋田市における「石絵」「地域交流」「地方創生」、そして「伊勢堂岱遺跡(いせどうたいいせき)」を繋ぐ活動について解説します。

北秋田市は、4000年前の縄文の祈りの場である「伊勢堂岱遺跡」と、現代の新しい石の遊び「WA ROCK(ワロック)」が共存する、まさに「石を通じた交流」の先進地となっています。


1. 石絵遊び「WA ROCK(ワロック)」の発祥

北秋田市の阿仁(あに)地域は、日本における「WA ROCK」の日本発祥の地として知られています。

  • 起源: 西オーストラリアで生まれた「自然の中に絵を描いた石を隠し、見つけた人が別の場所に移動させる」という遊びです。

  • 日本への導入: オーストラリアから阿仁へ移住した家族が紹介したことがきっかけで、北秋田市から全国へ広がりました。

  • 地方創生の形: 「石を介して見知らぬ誰かと繋がる」という非対面型の交流が、コロナ禍でもSNSを通じて拡大。地域の観光スポットや駅(阿仁合駅など)に「交換所」が設置され、来訪者と住民を繋ぐ新しい地域交流のツールとなっています。

2. 伊勢堂岱遺跡:縄文の「石」の聖地

世界文化遺産「北海道・北東北の縄文遺跡群」の一つである伊勢堂岱遺跡は、4つの環状列石(ストーンサークル)を持つ全国的にも極めて珍しい遺跡です。

  • 縄文の石: 4000年前の縄文人もまた、近くの川から運び込んだ数万個の石を並べ、祈りや祭祀の場を作りました。

  • 交流の拠点: 現在、遺跡に隣接する「伊勢堂岱縄文館」は、ボランティアガイドによる案内や体験学習(勾玉作りなど)が行われ、歴史を軸にした地域活性化の拠点となっています。

3. 「石」が繋ぐ過去と未来

北秋田市では、縄文の「環状列石」という歴史的資産と、現代の「WA ROCK(石絵)」という遊びが、不思議なシンクロニシティを見せています。

項目伊勢堂岱遺跡(縄文)WA ROCK(現代)
素材川から運ばれた石川や海岸から拾った石
目的祈り・祭り・共同体の結束交流・遊び・旅する石
場所環状列石(祈りの場)街中の隠し場所・交換所

地域交流・地方創生への影響

これらの「石」にまつわる活動は、単なる観光資源にとどまらず、以下のような効果を生んでいます。

  • シビックプライドの醸成: 世界遺産がある誇りと、新しい文化の発祥地であるという自覚。

  • 多世代交流: 子供からお年寄りまでが遺跡を訪れることで、地域の歴史と現代の遊びが融合しています。


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